第2回公開講座の報告

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カラフルチャイルド第2回公開講座を2019年1月27日(日)に神戸市婦人会館たんぽぽで行ないました。講師は親和女子大学の勝木洋子さん。

参加者は、親和女子大学にじはろメンバー、学校教員、保育ルーム保育士、相談や支援活動に携わる方など9人。参加者のアンケートを抜粋すると、

・初めて受講いたしました。レインボーマークが示しているということを今回知り、これからはそういう意識をもって周り(社会)を見てみようと思います。また幼い頃から性については意識を持っているということを知り、保育の場でも気づき、その子らしさを保てるよう努めていきたいと思いますありがとうございました。

・今でこそテレビやマスコミ、雑誌などで公になることが増えましたが、なかなか触れにくい話題だったので、今日、いろいろなお話を伺い勉強になりました。今後そのような人たちに出逢ったら、まずは本人の思いや何を望んでいるのかを受け止めることを大事に関わっていきたいと思います。私自身、知らないことが多すぎる・・・と反省しました。

・同性愛嫌悪(ホモファビア)という単語を初めて知りました。最近は同性愛を題材としたドラマがよく増えたことで家族で少し話す機会がありました。そこで自分の父がホモフォビアなんだなと気づきました。自分が上手く説明できないが故に黙ってしまったのですが、今回の講義でさまざまな情報や考えが得られたことで他の人に説明できる力を少しでもつけられたかなと感じました。

神戸新聞セクシュアルマイノリティについての記事をかなり取り上げられているように感じた。宝塚市が積極的に活動されているから記事になっている。これに続いて神戸市もLGBTフレンドリーになっていけばよいのにと考えた。

・日本は相変わらずなかなか理解がすすまないところはありますが、少しずつ変化していることは実感させていただきました。

・勝木先生のお話が聞けて良かったです。学校現場にいつまでいられるかわかりませんが、LGBTの問題も含め、ジェンダー問題を授業の中で取り上げていきたいです。昨年は総合学習の私のゼミ、家庭科の授業でとりあげています。

        

講師の勝木洋子さんは最近報道された新聞やネット上の情報等を示しながら、セクシュアルマイノリティを取り巻く日本の現状、そして世界各国の取り組みを丁寧にご講義くださいました。

学生の調査結果を示しながら「セクシュアリティへの気づき」は就学前、小学校低学年が多いこと、しかし曖昧で揺らぎのあるものなど、説得力をもって伝えてくださいました。絵本「わたしはあかねこ」、動画を見るなど、多彩な方法でセクシュアリティについて視点を変えながらご講義いただいたので、いろいろな気づきがある講座になりました。