オンライン上映会についての皆様の感想 ~パート1~

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ドキュメンタリー映画「最も危険な年」オンライン上映会が終了しました。

 

 6月16日、6月27日の2日間で、174人もの方に映画を視聴していただきました。

皆さん、ありがとうございました!

たくさんの感想をいただいたので、5回に分けてご紹介していきます。

 

 

【その① 6月16日視聴の方から】

〇日本国内でもトランス女性が女子トイレを、トランス男性が男子トイレを使うことに対する恐怖を煽る言説があふれているけれども、あの人達の恐怖の源泉の一つは過去のメディアであることを指摘しているのが印象的でした。差別をする側の人々の心にも善意はあるはずだと信じる姿勢も素敵でした。トイレや更衣室の使用は基本的人権の問題です。今私たちの人権を侵害している人々たちとも、未来では手を取り合って生きているだろうと、私も信じています。

 

 

〇望む性別でトイレや更衣室を使うことを、無知で恐怖に満ちた人たちにわかってもらうには、どうしたらいいんだろう。コロナ禍で不安や憤りの交錯する今、そしてよりによって日本では、さらに難しいことなのだろう。今の私にできることは、知ろうとすること。静かに闘うこと。自分の存在を知ってもらうこと。なのだろうか。

 

 

〇ADHA当事者です。映画の中でトランスジェンダーの子の親のこの発言が胸に響きました。「自分を誇りに思えば世界は変えられると子どもたちに教えることが最高の贈り物だ」わたしはケアマネジャーの対人支援の経験を活かして、当事者として発達特性や精神疾患の方々の就労移行支援をしたいと考え、いま就労移行支援事業所の会社の一次面接の結果待ちをしているところです。この映画から新たな勇気を貰いました。(中略)異なるマイノリティ同士が力を合わせる過程は胸アツで、社会で差別される辛さは出逢いに繋がる力に変えられると思いました。

 

 

セクシュアリティの無理解から、当たり前の人権が守らない社会の現状を再認識しました。日本で、LGBTQの法案が、結局、差別禁止を入れる余地さえ許されなかった経緯と重ね合わせ、歯がゆさも感じ、一方、個人として何ができるか問題意識が深まりました。また、この映画は、法案賛成・反対双方の立場の主張を盛り込んでいるため、広い視点から考えるよい機会となりました。この映画の感想を、身近な人にシェアし、一緒に考えることから、まず始めたいと思います。

 

 

〇映画での、様々な立場の粘り強い対話は、日本でも求められるものです。日本も昨今明らかな差別発言に胸が苦しくなることしばしばですが、批判だけでなく、当事者1人ひとりの当たり前の人権を侵害されていることをしっかり知ることが、まず大切だと感じました。

 

 

〇日本で巻き起こってる差別とまっっったく同じことが既に起きていたのかと絶句したのと、差別者たちがあの手この手でデマを撒き散らしてる様子が、いつもこの構図だなと思わされました。デマを修正しようとしたり、正しい知識を広めようと頑張るマイノリティ側が継続的に多大な労力を使わないといけなくて、疲弊させられる様子、差別者がただただデマを撒き散らす様子、どのような場面でも見る光景だなと思います。問題となった差別的な法案について知ることができたのも良かったです。

 

 

たくさんのご意見ありがとうございました。

次回は、パート2をお届けします。ぜひご覧ください!